Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)
突然ですが、映画「ボヘミアン・ラプソディ」が好きです。大好きです。
初めて1人で映画館に行くきっかけになった作品で、かつ初めて複数回見にいった映画です。ちなみに私は現在4回視聴。明後日に5ヘミアンする予定。
あまりにも素敵な、この映画のサントラについて感想をつらつら語りますが、半分以上映画の感想になると思います。ご了承を。
Bohemian Rhapsody (The Original Soundtrack)
Queen/2018
1. 20th Century Fox Fanfare
いきなりずるいやつ。映画初見のときは隣の知らないおじさんと気分の高揚を共有しました。「God save the Queen」とかもそうだけど、有名すぎる曲なのに楽器の音だけで「QUEENだ!!」って思わせるところがさすが。
2. Somebody to Love
イントロのピアノがキラキラしています。私はここで映画が名作であると確信しました。(笑) 前からお気に入りの曲でしたが、最近、この曲のベースのかっこ良さに気づきました。ジョンのベースは特にピアノとのブレンド感が優れているような気がします。
3. Doing All Right(...Revisited)
まさかのティム・スタッフェル登場…!!テンポが速くなってすぐの跳躍がとても気持ちいいです。この曲の絶妙な気だるさがたまらなく好き。ここまででCD買った元は取れてます(笑)
4. Keep Yourself Alive(Live at the Rainbow)
映画初見の時はブライアン、ロジャー、ジョンと同じ気持ちでした。「俺たち、やばいボーカルを迎えてしまったかもしれない…」車のクラクション「プップー」につながるところが楽しくて好きです。
5. Killer Queen
一度聴いたら忘れられない曲。映画にも登場するTop pf the Popsの、歌い始める瞬間にフレディにピントが合うカメラワークはこの曲の魅力を増幅してると思う。2番の歌詞に「芸者のマイナ」が出てくるのが印象的。ゲイシャって海外でも普通に通じる言葉なんでしょうか。
6. Fat Bottomed Girls(Live in Paris)
最初のロジャーのカウントで気分が上がって、その後の上ハモりのロジャーの声が大きくてめっちゃ笑ってしまう曲です。ライブで、楽器をこなしながらこれだけのハーモニーを聞かせてくれるのだからびっくり。ロジャーカッコいいよ。もちろんブライアンもね。ジョンもね。歌ってないけど。
7. Bohemian Rhapsody
なんと映画ではこの曲がフルで流れることはないので、サントラで堪能。この曲ができる過程を再現したシーンたちはどれも素晴らしいです。またベースの話ですが、オペラパートのベース、とっても楽しそうに歌ってます。
8. Now I'm Here(Live at the Hammersmith Odeon)
映画ではライブシーンで使われます。ブライアンとジョンの振り上げる右手がとにかくカッコいいシーン。正直私には歌詞があまり理解できないのだけど、どういう意味があるんでしょう。
9. Crazy Little Thing Called Love
映画の前半(Keep Yourself Aliveの演奏直前)にこの曲の中にある「Reddy Freddie?」というセリフをロジャーが言っていますが、英語にもともとある言い回しだとは知りませんでした。
10. Love of My Life(Live at Rock in Rio)
リオの観客、声が大きくて最高。「言葉が通じているか不安だった」フレディに、こんな形で答えをくれたんですね。ライブシーンも素敵ですが作曲シーンのフレディも最高に可愛いです。なんならスタジオ録音ヴァージョンの、ブライアンハープも好き。
11. We Will Rock You(Movie Mix)
このMovie Mixにはやられました。スタジオ録音からライブ音源に移る仕掛けは何度聞いてもワクワク。Love of My Lifeでの観客の熱唱からヒントを得て、オーディエンス参加型のこの曲をブライアンが思いつく、という映画の流れも素晴らしかったです。
12. Another One Bites the Dust
ジョンのギャップが凄まじい。ジョンの作った曲ってサラッとしてポップなものが多いのに、いきなりこのベースリフはずるい。かっこよすぎてずるい。この曲みたいに、同じメロディーをオクターブ上げて繰り返す構成がたまらなく好きなんですが、分かってくれる人はいるかな。他に例をあげると、ビリー・ジョエルのピアノ・マンとか。同じメロディでこんなに違う見せ方ができるんだって感動しちゃうんです。
13. I Want to Break Free
お次もジョンの曲です。ポップなベースラインはもちろん、ギターソロも少し間の抜けた感じで可愛くて、良い意味でQueenのサウンドらしくない感じがします。あと、この曲を聴くと腰をフリフリしながら掃除機をかけたくなるのは、どうにかしてほしいですね(笑)
14. Under Pressure(feat. David Bowie)
なぜこんな名曲を聞いたことがなかったのか今となっては謎ですが、映画で初聴だった曲。降り注ぐようなベースラインとピアノが雨のシーンにあまりにも合いすぎていて感動というよりびっくりしました。でも、歌詞を読むとしっかり雨の描写があるのですね。納得。
15. Who Wants to Live Forever
この曲をあのシーンで流すのはずるい。ボヘミ3くらいのときに、「This world has only one sweet moment set aside for us」のsweet momentライヴ・エイドのことにしか聞こえなくなって泣いてしまいました。
16. Bohemian Rhapsody(Live Aid)
ここからは私のラフな感想が邪魔かもしれないですね(笑) ロジャーのドラムが入ってくる瞬間が好きです。2コーラス目?に入った時くらいに聞こえる着信音みたいな音、ライヴでもちゃんとあるけど何なんでしょうか!?実はずっと気になってます。
17. Radio Ga Ga(Live Aid)
映画では唯一登場するロジャーの曲でしょうか。(I'm in love with my carはさんざんタイトルだけ出てくるけど笑)この曲を聴くと、フレディとロジャーの声の相性がとても良いことに驚きます。全く声質はちがうのに、ケンカしない。不思議で、とても魅力的。1番サビがユニゾンで、2番からハモりなのが最高です。家で一人で聴いていても絶対に手拍子しちゃう。
18. Ay-Oh(Live Aid)
言わずもがな「エーオ」です。この部分の映画の見せ方はパーフェクトでした。メンバー4人と観客の表情があまりにも素敵で…この部分は実際にQueenの音楽、フレディの声がキャストの心に響いた瞬間を切り取ったのではないでしょうか。
19. Hammer to Fall(Live Aid)
スタジオ録音の音源に比べるとかなりテンポの速いライヴ・ヴァージョンですが、全く「走っちゃってる」感じにならずこれはこれでカッコいいのが、やっぱりずるいです。フレディの声の調子が良くないリハーサルのシーンでもこの曲が歌われていたので、その対比で本番で高らかに歌い上げるのがさらに気持ちよく感じます。それと、個人的にブライアンはこういったハードな曲をどういう気持ちで書いて、演奏していたのかどうかが気になります。フレディのようには歌えない(もちろんブライアンの声も好きですが、向き不向き的な意味で)自分が悔しかったのか、フレディによって自分の曲が世に出ることが嬉しかったのか…
20. We Are the Champions(Live Aid)
何を隠そう、私、この前までこの曲があまり好きではありませんでした。だって「No time for losers」ですよ?チャンピオンが負け犬を見捨てるなんて、と思っていたんです。完全に、私が浅はかでしたね。 映画を見て、ライヴ・エイドを見て、フレディはいつも、スタジアムの隅っこにいる人たちや、スタジアムに入れない人たち、もしかしたら家でテレビの中継を見ることすら叶わないような人たち、ひとりひとりのために歌っていたんだって感じました。この曲におけるweは、私が思っていたよりもずーーっと広い意味だったんです。そのことに気づいてボロボロ泣きました、そして大好きな曲に変わりました。
21. Don't Stop Me Now(...Revisited)
エンドロールに映るQueen本人たちをいつもガン見してしまいます。私は、オリジナルのギター控えめでベースとピアノが際立つヴァージョンの方が好みですが、ブライアンが映画の完成を前に、楽しそうにギターをゴリゴリと上から重ねたのを想像すると全然、憎めません。
22. The Show Must Go On
映画の観客は、病床のフレディが歌ったとされるこの曲で一気に現実に引き戻されます。でも、死を前にして、今までにないほどの力強さを放つフレディの歌声は私たちに悲しむヒマを与えません。映画の締めくくりは、この曲でなければならなかったんだと感じます。
…以上、長くなりましたがレビュー終了です。
実は私、このブログで最初に投稿する記事がコレなので、また改めてQueenを好きになったきっかけとかを投稿できたら良いなと思っています。自己紹介やこのブログで書こうと思っている内容なども、また後日に書かなきゃな…
では、おやすみなさい。